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アンティークのお店 「クラシック ローズ」です
スージークーパーを中心にした陶器、ディプレッショングラス、シルバー、小物
などを趣味で集め、ご希望の方にもお譲りして、ご一緒に楽しんでいるお店です。
お気軽にお声をおかけください。
九州に古陶磁を訪ねて
(画像をクリックしますと大きくなります、お楽しみください)

かねてより訪ねてみたかった北九州の古陶磁の里へ行ってきました
有田を中心に伊万里、唐津あたりです
世界の陶磁器を中国とともにリードし支えてきた場所です
上の街並みは有田、内山地区です(赤絵町と呼ぶ人もいました)
まさにこの場所がその発信基地です
静かな落ち着いた通りを挟んで左右は殆ど陶磁器の工房とお店です
多くは1600年代初期といいますから、まさに江戸初期ですが、その頃からの工房やお店ばかりです
もう作陶や販売をしていないところも、陶磁器美術館や歴史資料館として現在も陶磁器発展に貢献しています
柿右衛門や今右衛門なども健在です
一歩中に入ると当時からの陶磁器や資料が並べられ、少し奥では職人が変わりなく仕事を続けている気配がし、
お話を伺うと400年前も今も何の隔たりもなく一つの流れとしてお話しして下さる
それがここ有田焼の里の姿でした
ヨーロッパでは1710年にマイセン磁器が誕生し、その後フランス、セーブル、イギリス、チェルシー
などに拡がって、1800年代の磁器最盛期に向かっていきました
お手本の有田は150年から200年前をすすみ、(中国、明の景徳鎮は650年から700年先行
しています)今更ながらその存在の大きさと価値の重さを実感せざるをえませんでした
右の磁器は、そこから車で5分のところにある大正から続く美術商より譲ってもらったものです
お店でこの器が最初に目に入りました、そしてある写実と即座につながりました
それは、北ドイツ(といってもオランダとドイツにまたがる東フリージアといった方が正確かもしれませんが)
のあるミュージアム、そこに展示されている1枚の絵、そこに描かれた喫茶風景、そして使われているカップ&ソーサー
が一気によみがえってきたのです
そのカップ&ソーサーと目の前の茶器があまりにも良く似ていたのです
勿論描かれている絵や色合いは異なるのですが、その大きさや形状がとても良く似ているのです
その絵に描かれていたカップにはハンドルはなく、大きさと形状は丁度和の猪口(ちょこ)とそっくりでしたし、
ソーサーは少し深く縁が立ち上がっている小さなプレートで、これも和の深めの小皿そっくりでした
その絵の説明には、その器をティーボウル(Tea Bowl)と名付けていました
この絵が描かれたのが1780年とありましたから、まさにその頃ヨーロッパでは紅茶を
そのような器で飲んでいたことがわかります、さらに、ヨーロッパアンティークの史実でも、1700年代後半から
1800年初頭にかけて、このティーボウルが喫茶の中心だったことが記述されていますから、それとも符号しています
では、目の前の器は・・・
そこで美術商の主人にお尋ねしました、このカップとお皿は一体何でしょうか、と
主人は淡々と次のような説明をしてくれました
元禄期に有田で焼かれたもので、いわゆる染錦(そめにしき、染付に色絵を重ねたもの)の一種、色絵は元禄期の
あでやかさを加えた金襴手様式(きんらんで様式、金彩が施された色絵)で、輸出用か献上用に作られたもの、
この器の生地の薄さ、形状、大きさから、恐らくオランダ東インド会社からの発注品ではないか、生地の薄さには
少し苦労したかもしれないが、形状や大きさは和の小碗や猪口、豆皿や小皿と同じようなものなのでたやすかった
のではないか
この器は自分がオランダに直接出向いて買付けてきた、その時、そこの主人から、この器は1600年代終盤の
古伊万里で、オランダではティーボウルといっている、高級品で王族、貴族の大事な社交品だった、との説明が
あったことも教えてくれました
さらに、
有田の土を使ってこの地で作られ、伊万里港から出島に運ばれ、東インド会社の船に揺られてオランダの港に着き、
上流階級のところに連れていかれ、大事な役目をはたして、今有田の故郷に戻ってきていることはとても感慨深い
しかも、300年以上経った今も表情一つ変えないで、生まれた時と同じ美しさを保っていることに崇高さすら感じ
ます
地元では、こういった器に”里帰り”という名称をつけます
その言葉には、ねぎらいとウエルカムと今後もよろしくが込められています
これからのご主人であるあなた方にも、そのようにこの器に接していただければ嬉しく思います
と結ばれました
今回の訪問で強く感じたのは、
古陶磁の里では、400年以上も前から変わらず焼物に没頭していて、今も続いている
しかも、いいものを作る、という気概だけで淡々とすすめられている
世界の陶磁器界のリーダーであっても、気負うところも偉ぶるところもない
ということでした
そして、私達は強く反省しなくてはいけないと思いました
意味もなく雰囲気で西洋文化にあこがれ、取り入れ、真似をし、人に進める愚行を繰り返してきたのではないか
すぐ近くに世界に冠たる文化や技術があったことも知らないで
私達は知らなさ過ぎる、知ろうともしてなさ過ぎる
すぐにでも日本の陶磁器を勉強するべきではないか
西洋の人が中国、日本の陶磁器を勉強して行動を起こしたように
そのように本当に大事なことに気づかされた古陶磁訪問でした
大事な時間を私達のために割いてくださった皆様に心より感謝したいとおもいます
ほんとうにありがとうございました
('25.7.15)
お庭もがんばってくれてます
(画像をクリックしますと大きくなります、お楽しみください)

暑い中お水もあげてなくてごめんなさい
でも皆よくガンバッテくれてます
左はプルーンです
昨年あたりからよくガンバッテくれるようになりました
結構甘くておいしいのですよ
真ん中はブラックベリーです
もうすっかりお家の常連になりました
昨年はかご一杯になって歯茎も真っ黒になりました
右が何かわかりません
今年初めて実がなったものですから
でもきっと柿だと思います
ずっと以前に美味しいからと種を植えておいたものかもしれません
そうです、桃栗3年,柿8年といいますもの
ということでこの夏もにぎやかなお庭になりそうです
楽しみです
そして水も忘れずにまいてあげましょう
反省です
('25.7.15)
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新掲載商品のご紹介
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<お知らせ>
2025.3.15 2025年3月から当ご紹介には直近3か月分のみ掲載し、それ以前については当コーナー
への掲載をやめ、通常通り商品案内インデックスよりお入りいただくことにしました
ーーー>商品案内インデックスより各ページへ
2025.1.15 2025年1月から日用雑貨や民芸品の掲載が始まりました(従来品と区別する意味で、
暫く”日用民芸品”として掲載していきます)
ーーー>商品案内インデックスの日用民芸品ページへ
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どうぞご確認ください
直近3カ月の新掲載商品
(画像をクリックすると拡大されます)
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GDEG118
マッシュルームタンブラー、2客
胴径8cm、高12cm
Cambridge
Rose Point
¥15,000/客2505掲載 |
GDED663
ナッツディッシュ
上部16.5X7.5、高4cm
Cambridge
Apple Blossoms
¥10,0002505掲載 |
GDEC149
ティーカップ(ソーサーなし)
2客
Heisey
Orchid
¥8,000/客2505掲載 |
GDEM201
クリーマ&シュガー
Cambridge
Rose Point,,#3400
¥30,0002505掲載 |
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GDEG093
ワイングラス、2客追加
胴径5.5cm、高13cm
Heisey
Orchid
¥9,000/客2506掲載 |
GDEG098
ジュースタンブラー、1客
胴径6cm、高12cm
Fostoria
Willowmere
¥6,0002506掲載 |
GDEG054
シャーベット、4客追加
Fostoria
Romance
¥7,000/客2506掲載 |
GDEG068
シャーベット、5客
Fostoria
Willowmere
¥7,000/客2506掲載 |
GDEG073
シャーベット、2客追加
Heisey
Rose
¥8,000/客2506掲載 |
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GDEG051
シャンパングラス、1客
Fostoria
Romance
¥7,0002507掲載 |
GDEG052
カクテルグラス、2客
Fostoria
Romance
¥7,000/客2507掲載 |
GDEG060
アイスティー、1客
Fostoria
Romance
¥8,0002507掲載 |
GDEG094
ジュース、4客
Heisey
Rose
¥9,000/客2507掲載 |
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(’25.07.15)
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陶磁器中心に
10年ぶりの価格改定を行いました
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陶磁器中心に10年ぶりの価格改訂を行いました、
頑張った新価格をご確認ください
(’25.7.15)
(お問合せ先 メール;info@classic-rose.jp.、℡;045-901-2622)
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'25/7/15更新 |
梅雨はどうなったのでしょうか
カンカン照りの35℃越え、曇りの
ジメジメ32℃、どちらがお好き?
と意地悪されているみたいですね
水分、塩分、休息でガンバリましょう
打ち水などして皆様のお越しをお待ち
しております、どうぞ
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'25/7/15更新 |
8月は夏休みさせて頂きます
当HPの更新もお休みです
メールでのご対応のみになります
ご了承ください
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'25/7/15更新
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・今年から、3種類のページを新設して
おります
「国内外各地の雑貨」ページ
「蚤の市」ページ
「お店の装飾、備品」ページ
の3種です
どうぞお楽しみください
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メール;info@classic-rose.jp、
電話;045-901-2622)
にお願いいたします
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